(2)新しい伝播解析手法の整備のために
・応力拡大係数の詳細解析モデリングのノウハウ整備
・重要き裂タイプに対する簡略手法の整備
・伝播現象を良く説明する解析手法の理論的実験的研究
(3)得られた知見の実用利用のために
・損傷データ・点検データの収集・分析
・従来からのS−N線図のき裂サイズをパラメータとした総合的見直し各種試験モデルおよび実船構造の試解析を通じたき裂伝播特性の把握
・疲労モニタリングの可青旨性の実験的研究
SR219を契機として、今後の疲労評価では、万一き裂が発生しても、それから限界状態が起きることのないよう船体構造の重要箇所を認識し、その箇所におけるき裂伝播挙動の特性を知り設計に反映されることが望まれる。同時にSR219の成果は就航後の点検・検査時の合理的判断、さらには余寿命評価に生かされ合理的な整備計画に活用されることを期待する。
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